パワハラ被害は現代社会において払拭しきれない問題のひとつであり、あなたの身近につきまとっている事態の一つでもあります。今回はパワハラがどのぐらいひどいものなのかをチェックしつつ、適切な対応対策を紹介していきますので、ぜひ誰かに相談する前に参考にしてください。
目次
最初にどこまでがパワハラなのかをチェックしよう

最初に一口にパワハラといっても度合いがそれぞれあり、精神的苦痛の度合いによって対応や対策していくすべが変わっていきます。
例えば、自分の行動や仕事のミスが多発したり、仕事に取り組む態度が悪かったりすると、自分に責任がある場合があるのです。
しかし、『臭い』や『頭が悪い』や『お前を育てた家庭環境が悪い』や『お前は友達がいない』など身体的な特徴をいい続けるのは、完全なパワハラであり犯罪です。
近年、そのようなパワハラを録音して訴えるという手もあります。(それでもパワハラ上司は悪い部分だけ切り取って公開していると言い訳する猛者もいますが。)
このように同じパワハラでも自分自身で対応できることもあれば、いくら相談しても自分自身ではどうしようもできない場合もあるのです。
次の章では、『パワハラかもしれない』と思ったら取れる対応と対策を4つに厳選して紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
パワハラの対応対策は4つに絞られる
①パワハラに真正面から向き合う

パワハラの対応策としてなんの武器もなく真正面から向き合って戦う方法がありますが、これは相当勝てる確証がないとおすすめしません。
例えば、いかにパワハラ発言を食らっているかの証拠資料として録音や映像に捉えるなど、相手が言い訳できないぐらいに徹底していく必要があります。
そして、まわりに味方を増やしてパワハラをしている方を完全に孤立させたりし、最終的に裁判を起こして慰謝料をとれる準備をしておかなければなりません。
しかし、このような準備は相当ハードルが高いでしょうし、なによりパワハラをしている方の遺恨はいつまでも残るので後味が悪いです。
②発言の受け取り方を変える

パワハラの疑いがある方に取るべき対応策で最もおすすめなのが、パワハラ発言の受け取り方を変えることです。
この発言の受け取り方を変えるというのは、決して考えるのを辞めて、ひたすらパワハラに我慢するというわけではありません。
パワハラ発言の受け取り方を変えるということは、物事をロジカルに受け止め円滑にコミニケーションをとるように相手をコントロールするということです。
あなたの会社のなかには、パワハラを受けずにすぐ人に気に入られるような世渡り上手な方もいることでしょう。
そのような方は、発言の受け取り方が抜群に長けていて、相手を気持ちよくさせるようなコミュニケーションの取り方を心得ているのです。
③外部からストレスを解消させる
パワハラ発言の対応のひとつとして、外部から刺激を与えてストレスを解消させていくという手段があり、対策としては典型的な手法です。
例えば、職場でのパワハラのストレスをプライベートで運動や趣味などで、発散していくというのが典型的な例といえるでしょう。
しかし、この手法はあくまで根本的な解決にはいたっておらず、あくまで一時的なストレスを解消しているその場しのぎに過ぎないのです。
もしこの外部からの刺激を与えてストレスを解消させていく手法は、他の手段と組み合わせておこなうと、よいでしょう。
④誰かに相談する

パワハラの対応対策をする場合は、誰かに相談することもおすすめの方法です。
しかし、パワハラをする人間は実はまわりの人間に対しては愛想が非常によい場合があるので、この相談するという方法は安易におこなうのはおすすめしません。
パワハラをする人間は、周りの人間に対して『あいつの教育は大変だよ』や『あいつは俺の思いをわかってくれない』など味方にしていくすべに長けている人が多いです。
もし誰かに相談する場合は、会社やそのパワハラをする人間の周りと関係がないような方に相談することがよいでしょう。
例えば、心療内科などの病院などのその道のプロフェッショナルに相談することが、非常に大切です。
パワハラの初期段階でおすすめなのが受け取り方を変える
アサーション

パワハラの初期段階としては、発言を上手く受け取ることが最も対応対策として、最もおすすめな手法となるのでぜひ試してみてください。
そのなかでもアサーションの技術を使うことが非常におすすめで、これを使うとパワハラをいう暇をなく円滑に働けることができます。
アサーションとは、自分と相手の陣形を尊重したうえで、自分の気持ちやその場に適切な言い方で表現することをいいます。
例えば、なにか自分がやりたくないようなことを頼まれそうになったときに、お互いWINWINになれるような提案をすることです。
なにかを頼まれたときに、シンプルに嫌だと攻撃的に言ってしまうと、相手はあなたに対して悪い印象を持ってしまいます。
そして、悪い印象を持ってしまうと、それがきっかけとなりパワハラを引き起こしてしまう可能性が、出てしまうのです。
逆に、なにか嫌なことを頼まれたときに主張しないで、そのまま受け入れることもパワハラを受けてしまうきっかけとなるので注意していきましょう。
学校などでのいじめられっ子の大半は、自分自身で主張できないでいじめられてしまうことが多いですが、それは会社もそうなのです。
ですので、物事を円滑にすまして、コミュニケーションをとるためにアサーションを身につけていくことが、現代社会には必要不可欠といえるでしょう。
本物のパワハラ上司はなにをしても通用しない事例を紹介
ある程度レベルの低いパワハラは、上手く人をコントロールするすべを知れば、なんなく回避することができますが、なかにはなにをいっても通用しない人間もいます。
いったいどのような人間が、本当に注意するべきなのかを紹介していきます。
『お前の成長のためだ』という免罪符でパワハラ発言をする

なにをいっても無駄なパワハラ上司の感情は、ただのストレス解消のためにいっているのではなく、その人を成長させるために厳しいことをいっていると勘違いしています。
しかし、本当の意味での成長というのは自分自身で気づいて改善していくものであり、決して他人からいわれて変わるものではないのです。
成長に関してもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
仕事の成長スピードが遅い方は、本当の意味を知ると劇的に変わる!
ですので、『お前の成長のためだ』 という免罪符を使って、臭いや気持ち悪いなどの身体的な特徴のパワハラをいっている人間からすぐ逃げましょう。
自分の思い通りに動いてくれるロボットを作りたい

パワハラをいう人間のなかで特に危険な人とは、サイコパスな人間であり、このような方は歪んだ感情を持ち合わせているので、なにをいっても無駄な場合があります。
サイコパスな人間というのは、実は日常的に潜んでおり、見た目からは判断することが難しいので、本当に注意をしていきましょう。
サイコパスな人間については、こちらの記事を参考にしてください。
サイコパスはあなたの身近な職場に潜んでいる!特徴や顔を覚えて注意しよう!
サイコパスな人間がパワハラをいう理由としては、相手を自分の思い通りに動いてくれるロボットのようにコントロールしたいという感情が働きます。
どんな発言をしても激怒する

パワハラをする人間で、手が付けられないパターンのひとつとして、どんな発言をしても必ず激怒するような方がそうです。
そんな人間いるのか。と疑問に思う方もいるでしょうが、実際にいるのです。
その理由としては、パワハラをする人間自身が相手の発言の受け取り方が非常に下手だからです。
なんでもパワハラをする人間は、相手の発言を全てバカにしているように聞こえたり、悪いように受け取ってしまいます。
本物のパワハラ上司は相談・対応・対策をしても無駄。すぐに転職をするべき
パワハラは場合によっては、自分自身の立ち振る舞いを変えることによって、避けることができるケースもあるということを忘れないでおきましょう。
しかし、なかには『臭い』や『デブ』や『気持ち悪い』などの身体的な特徴をいい続けるようなパワハラは相手自身に問題があり、あなたは悪くありません。
そのような場合は、病院のカウンセラーや弁護士に相談をしたり、転職をすることをおすすめします。
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