以前私は、ジムとプールの監視員を仕事にしていてその内容としてはいたって単純作業でした。ただ毎日立ちっぱなしでお客様を監視するだけの毎日正直つまらない人生でした。そんな辛い人生を送っていたあの時の私にひと言物申すのであれば、このようなことを言っていただろうなということを書いていきます。
目次
プールやジムの監視員はつまらない単純作業の仕事だった

皆さんが一度は見たことがある、ジムやプールで監視しているスタッフは一見なにもしなくて楽な仕事と思うでしょうがそんなことありません。
人間一番の苦痛というのは、なにもしないままじっとしている単純作業だというのが、この仕事をしているとよくわかります。
皆さんも想像してみてください。
一日8時間ずっと立ちっぱなしで、なにもしないという体験を。
これはある種の拷問に近い現象で、誰でもできるような単純作業をくり返していくと、だれでも精神的に辛いです。
もし今でも、つまらない単純作業の仕事をくり返して生活していたとしたら、本当にゾッとします。
もしこの記事を読んでいるあなたが、以前と私のようなつまらない単純作業の仕事をして辛い思いをしているのであれば、今すぐ転職してください。
プールやジムの監視員を仕事にするのが辛い理由
ただ見ているだけという地獄

監視員の仕事内容は、基本一時間ごとにジムとプールを交互に監視するだけです。
あまりに人手不足な場合は3時間ぶっ通しでプールで立ち続けて監視しているときもありました。
今だったらとてもじゃないけど、同じことをしろといわれても絶対にやりません。
そして、一番の問題は退屈との闘いであり、いかに気を紛らわして時間が経過するのを早くするのかを考える毎日でした。
あまりに退屈すぎて、一時期プールのわずかにゆれる波の流れをただ見ているという遊びをしたぐらいです。
そう!究極の単純作業である何もしないということをくり返すと、このようなつまらないことでも気がまぎれるのです。
あまりにぼーっとしすぎると怒られてしまう
ただなにもしないで立ちっぱなしという単純作業は、長く続けると集中力がなくなり、無気力な毎日を送ってしまいます。
無気力になることで、ついぼーっとしすぎてしまい、上司に見られたときに怒られてしまうのです。
私も監視員の仕事であまりにぼーっとしすぎて、上司に「ぼーっとしてんじゃねー!このゆとり世代がー!」とよく怒られていました。
このときの私のあだ名はゆとり世代だったということは、いうまでもありません。
将来性がない

ジムやプールの監視員で仕事をしていたころの私は、丁度10代後半から20代前半にかけて数年していたので、当時の同級生はみんな大学生でした。
将来性と大卒というブランドで就職に有利であり、毎日合コンや飲み会で人生を謳歌している同級生と今の自分を比べると、むなしい気分になります。
「同級生が楽しんでいるのに、なんで自分はこんな場所で単純作業をくり返しているのだ。」
「自分は今後どのようにして生きていけばいいのだろう?」
「将来有望な大学に通っている同級生が心の底から羨ましい。」
「どうして自分だけこんな目にあわなければいけないんだ。」
ということが頭から離れないまま、プールとジムを監視するという単純作業をくり返して生きている毎日でした。
単純作業の仕事を2年続けてみた結果
自分に自信がなくなっていく
プールやジムを監視するだけという単純作業を2年間続けてみた結果、最初に陥ってしまうのは、自分に自信がどんどんなくなってしまうことです。
頭の中には、「自分は人が当たり前にできる仕事ができないほど、要領の悪い人間なんだ。」ということをくり返してよぎってしまいます。
ですので、はじめから興味あること、チャレンジしたいことを「どうせ無理」と思ってしまい、なにも行動することができなくなってしまいました。
結果、ジムやプールを監視するだけという単純作業の負の連鎖から抜け出せなくなるのです。
今考えたら、20代という貴重な時間をただなにもしないという単純作業をくり返してしまったことを、今でも後悔しています。
(今では、この反動から取り組む仕事はつまらない単純作業をくり返す仕事をしないように、さまざまなことにチャレンジしています。)
マルチ商法に勧誘されまくった

ジムやプールの単純作業を仕事にしていると、さまざまな方が私に話しかけてくれます。
定年退職をした話し相手が欲しいおじいちゃん、おばあちゃんや、ただ文句をいいたいクレーマーなど本当にたくさんの方がジムやプールを利用しています。
もちろん、マルチ商法の会員も例外ではありません。
ジムには監視員のほかにも、フリーランスで活動しているパーソナルトレーナーもいます。
そう!そのパーソナルトレーナーがマルチ商法の会員だったというのもよくある話です。
人生を絶望したような顔で、ジムやプールで見ているだけの単純作業をしている人間は、マルチ商法の絶好のカモなのです。
もちろん当時の私もジム監視中に、
「こんな仕事してて楽しいの?」や「俺、監視員の仕事をしている方を見ていると心配になるんだよね」といわれました。
今考えたら、めちゃくちゃ失礼なことをいわれています。
そのあと「ちょっとカフェで話さない?」といわれて3時間ぐらい勧誘されたのはいうまでもありません。
またマルチ商法に関してはこちらの記事を参考にしてください。
マルチ商法は違法で犯罪?現代ではこのビジネスはおすすめしない理由
誰からも必要とされてないことをある日実感する

ここまで単純作業を2年間続けていくと、年が立つごとに誰からも必要とされていないということを日に日に実感していきます。
ここで学んだのは、仕事というのは人に必要とされてはじめて幸福感を得られるということです。
どう考えてもプールやジムの監視員のような単純作業だと、だれでもできることなので幸福感を得られません。
ですので、この生活を抜け出した現在は、多くの人に必要とされるような仕事をしていくように意識しています。
単純作業の仕事しかできなかったあの日の私に物申したい
視野を狭めるな
単純作業をくり返したあの時の私は、視野が狭く世の中の仕組みというのを、まるで分っていなかったです。
当然、社会的常識も学べなかったので、そこの部分は今でも苦労しています。あ
「自分は要領が悪いから単純作業しかすることができない」というのは、ただの解釈であり、実際やってみたら案外できたりすることもありました。
以前まで単純作業をくり返して視野が狭くなっていた反動から、今では失敗してもよいので、気になったことや、やりたいことをすべてチャレンジしています。
また、やりたいことをすべて成功したら世の中全員大金持ちだから、失敗することがほとんどだとある種妥協しているのです。
若いうちに行動しろ!
単純作業をくり返していたときのことを考えて一番後悔している部分は、どうせこんな日々をくり返しているのであれば、全く違う職種にチャレンジするべきでした。
つい数年前まではただプールを監視している毎日な私でも、今ではパソコンを使って仕事したり、様々スキルを持っています。
しかも、パソコン自体を購入したのはこの記事を書いた1年前です。
今のスキルをプールやジムで監視してい?間に身につけていたらと考えると、今でも後悔の連続です。
ですので、今単純作業の仕事をしている方は、すぐに行動しましょう。
動き出さないと何も変わることはありません。
つまらない単純作業の仕事は辛い人生を送ってしまうから注意
もし今現在あなたがしている仕事がつまらない単純作業をくり返している場合は、今後も辛い人生を送ってしまう前に早めに対処しましょう。
それが、若ければ若いほど、チャンスが広がるので単純作業特有の自分に自信がなくなるという呪縛を早々に脱却しましょう。
そうすれば、人生が少しだけ楽しくなり、やりがいや幸福感を感じることができます。

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